採取魚を飼育するにあたり、魚とは別の容器に海中の砂と海水を持ち帰ってきます。
その際に必要になるのが保温やエアレーションです。


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※折角採取した砂や海水もエアレーションをしないで持ち帰ると、バクテリアが死んでしまうことがあります。

3~4時間程度の移動時間であれば、それこそ保温のみでエアレーションは必要ありませんが、それ以上の移動時間が必要になる場合には、砂や海水にも必ずエアレーションを行いながら持ち帰ります。

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持ち帰った砂と海水を水槽に入れて、なおかつ手作りしたフィルターにもその砂を詰めます。
フィルターのポンプを稼働させます。

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採取した魚も同様に水槽に入れます。
尚、この際には水合わせの必要はありません。

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これで基本的には水槽のセットが完了です。

水槽をセットし魚を水槽に入れた時から、水の管理の始まりです。
特に初期にはいろいろな問題が発生します。
その問題とは、先ず海水の濃さ。

海水は常に蒸発を続けていますので、そのままでは塩分が変わってしまいます。
そこで水足しをして塩分を一定にする必要があります。
ここで必要になるのがボーメ計です。

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※水槽に浮かべて比重を読み取ります。

比重を読み取り、1.020~1.025の範囲にあれば問題ありません。
それ以上に濃くなってしまっている場合には、水足しを行います。
この場合の水は水道水で構いません。
水道水にカルキ抜き剤を入れて足し水を作ってください。


--------------------------- ここまででの総括 --------------------------

水槽を立ち上げる事とは、如何に全ての環境を維持するかが重要になってきます。
水槽で魚を飼育する為には、器具や魚だけでは飼育は継続できません。
つまり魚だけではなく、魚と同様に砂や海水の中で生きているバクテリアをどう育てるかと言うことです。

その為にも、如何に海水や砂への負荷を与えずに自宅まで持ち帰って来るかがポイントであり、その要素が水温と溶存酸素と言われる海水中の酸素濃度です。
この2つに注意して持ち帰ることで、その後の飼育の難易度を大幅に下げることが出来ます。
また、最初に持ち帰って来る魚は小さな魚1匹限定です。
(水槽の大きさにもよりますが、今回使用した40cm程度の物であれば、魚1匹にヤドカリとエビを1~2匹程度まで)

どんなに水槽が寂しくとも、追加するのは持ち帰った後、最低でも1か月程度待たなくてはなりません。