お金が潤沢にあり面倒臭いことはすっ飛ばし、お金で解決できる方はお金で解決するとして、あまりお金はかけられないけど海水魚を楽しみたい方のための当ガイドです。
また基本採取魚を飼育することを前提としていますので、ご了承ください。


◇◇◇ 海水魚を迎える前に必ずしなくてはならない事とは? ◇◇◇

海水魚に限らず淡水魚であっても最初に準備しなければならないものは水槽です。
でも水槽だけでは魚の飼育はできません。
そこで何を準備したらいいのか、記していきましょう。

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当然ですが始めはこんな大きな水槽ではなく小さな水槽から始めないと様々な問題に対応できません。
そこでこの位の水槽から始めてはどうでしょうか?

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幅が40cmほどの小さな水槽です。
それでもこの水槽に可愛い魚が入る前にやらなくてはならない事があります。
水槽の立ち上げです。

小さな水槽で生体を飼育する上では必ずフィルターが必要になります。
でも既存のフィルターを使っていると海水水槽ではおおよそ1ヶ月もの間、亜硝酸との戦いをしなくてはなりません。

その間に魚は弱ったり死んでしまったりするケースが殆どです。
特に初心者の場合には、死んでしまうケースが多かったりします。
そこですぐに立ち上げられる裏技とフィルター製作をまず行います。

***** フィルターを自作する  ******

採取魚を飼育するためにフィルターの準備をしておきます。
今回使用したのは100均で売っているプラスティックの容器を二段に重ねて製作してみました。

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開口部分の大きさは同じで背の高さの違う容器を一つずつ用意しました。
このうち高さが低い方の容器の底の部分にホロソーとドリルで穴を開けていきます。

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左側のドリルで開けた穴は排水菅・エアーホース・モーターの配線を通す穴で、配線を通す穴はプラグを通す都合上大きな穴への切り込みが入っています。

さらに今回は現物処分で安売りをしていたRIO600という水中モーター(パワーヘッド)を購入、フィルターにセットしていきます。(売価2077円税別)
その他に購入したものは塩ビパイプ(13T)を1m1本と塩ビのエルボー1個両方でも僅かに200円ほど。

組上げた姿がこちら

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100均の小さな容器にモーターそして塩ビパイプとの間にエアレーション用のパイプ(付属)を組み込みます。

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※エアーパイプは潰れないように注意。

さらにこれまた100均の園芸コーナーで売っているプラスティックの網。
この網を容器の底の部分に合せてカットします。

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この網は砂を入れた際に、下に落ちないようにすることと、通水性を考えてこのような形にしました。

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こんな感じです。
この部分には、採取に行った際の砂や石が入り、生物濾過のフィルターになります。

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完成して実働している様子がこちらです。
容器に採取してきた砂を詰めて使用します。
そしてここまでで水槽の準備は一旦終わりです。
なぜフィルターを自作するのかについては、以後の記事で綴ります。


◇◇◇ 飼育に必要なグッズ ◇◇◇


続いて海水水槽を立ち上げたり維持したりするグッズを揃えます。

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左側がPHを計る試薬で右側が亜硝酸値を計る試薬です。

現在は左側のPH測定の試薬を使うことは無くなりましたが、信頼性は抜群です。
デジタルモニターを使っている現在でも、不安になればやっぱり試薬で確かめることがあります。

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現在はPHと水温が一緒に計れる計測器を使用しているが・・・基本的にはデジタル機は手放しで信用できない。

そして水温計。
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現在は非接点の物を使っていますが、精度的には100均の水温計の方が正確だと思います。


そして塩濃度を計測するボーメ計。
人工海水を作る上で必須のアイテムです。

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東急ハンズ・スーパービバホームなどの雑貨店で手に入り、しかも数百円で買えます。
また、このガラス管のボーメ計は、アクア用として販売されているものよりも、はるかに精度が高いことも特徴です。
我が家では現在もこのボーメ計を使っています。

その他には人工海水の素、そして重曹です。
重曹はいろいろな種類が販売されていますが、100均で販売されている清掃用でも問題ありません。
逆に「天然重曹」を謳っているようなものこそ怪しいと考えてください。
重曹は重曹であり天然とか人工とかありません。

ここまでで水槽も含めて多分10000円もあれば充分に準備できると思います。
採取魚ではなく熱帯魚を飼育するとなると上記以外にヒーターの必要性も出てきますので注意が必要です。
照明設備なども同様で好き好きですが、我が家では魚の健康を見る上でトロピカル色豊かなライトは好みません。
この辺りはお好みでどうぞ。




使用した工具:電工ドリル・パイプカッター・ホロソー・13πドリル・6πドリル・8πドリル・20πホロソー